１．Sambaの起動と停止コマンド
#/etc/rc.d/init.d/smb start
オプション 操作 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ start 起動 stop 停止 restart 再起動 status 状況確認 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
２．Sambaの設定
sambaの設定は/etc/smb.confファイルで行います。
[global]セクション
[global]全体の設定
（漢字コード変換の設定初期値は”euc”）
coding system = euc
（漢字コードの設定、Windowsの場合は初期値は”９３２”）
client code page = 932
（Sambaサーバが所属する、WindowsネットワークのNTドメイン名または、ワークグループ名）
workgroup = WORKGROUP
（サーバに関する説明を指定初期値は”Samba %v”）
server string = Samba %v
（クライアントがSambaサーバにアクセルする際の暗号化されたパスワードを使用するかどうか指定
初期値は”Yes”なお、WinNTsp３以降及びWin９８ではYesでなければならない。）
encrypt passwords = Yes
（Sambaサーバにアクセスするユーザがあらかじめ登録されている場合のどう対処するか指定します。
初期値は”Bad User”その他”Never”不正なパスワードによるユーザのログインを拒否。”BadPassword”
不正なパスワードによるユーザログインを”guestaccount”で指定した、ゲストユーザとして扱います。）
map to guest = Bad User
socket options = TCP_NODELAY SO_RCVBUF=8192 SO_SNDBUF=8192
（NetBIOS名がない場合の処理初期値は”No”今回はYesにしました。）
dns proxy = Yes
guest account = smbguest
os level = 1
（とりあえず記載しました。）
security=user
[homes]セクション
[homes]ユーザホームディレクトリに関する設定 comment = %U's Home directory （読取専用にするか書込みも許可するかを指定します。初期値は”No”今回は”Yes”にしました。） read only = No （Windowsクライアントからブラウズした場合、ディレクトリを表示するかどうか指定します。初期値は ”No”今回は”Yes”） browseable = Yes
[Printer]セクション
[printers]プリンタに設定（設定省略しました。） comment = All Printers path = /var/spool/samba print ok = Yes browseable = No
[private]セクション
[private]このセクションは、共有に関する際のサンプルです。必要に応じて設定して下さい。
comment = Private space ; one can write one's own files.
path = /home/samba/private
read only = No
[public]セクション
[public]このセクションは、共有に関する際のサンプルです。必要に応じて設定して下さい。
comment = Public space; anyone can write any files.
path = /home/samba/public
guest ok = Yes
read only = No
force group = public
force create mode = 644
force directory mode = 775
[tmp]セクション
[tmp]このセクションは、共有に関する際のサンプルです。必要に応じて設定して下さい。 comment = Read only file space path = /tmp guest ok = Yes
２．Sambaのユーザ登録
パスワードの使用するには、[global]セクションでencrypt passwords = Yesのパラメータ設定が必要です。
smbpasswdファイルの作成
/etc以下にsmbpasswdという名前のファイルを作成し、そのファイルに対してスーパーユーザーのみ の読み書き権限を与えます。 ######################################### touch /etc/smbpasswd chmod 600 /etc/smbpasswd ######################################### ユーザ登録 #useradd ken #smbpasswd -a ken New SMB Password : Repeat New SMB Password : Added user ken User ken enabled ######################################### すべてのユーザ登録が完了しましたら、以下のコマンド を実行します。 #cat /etc/passwd | mksmbpasswd.sh > /etc/smbpasswd smbpasswdファイルを追加後、ユーザの有効化とパスワード変更します。 #smbpasswd -a -e ken 変更が終わったらsmbbaを再起動します。 #/etc/rc.d/init.d/smb restart 設定ファイルのテスト # testparm （以下コメント） Load smb config files from /etc/smb.conf Processing section "[homes]" Processing section "[printers]" Processing section "[private]" Processing section "[public]" Processing section "[tmp]" Loaded services file OK. Press enter to see a dump of your service definitions
３．ＳＷＡＴの設定
SWATとは、sambの設定をWebブラウザにより設定するプログラムです。 #/etc/inetd.conf を編集します。 編集箇所は以下のとおり ################################################################################ # Swat - Samba Web Administration Tool #swat stream tcp nowait.400 root /usr/sbin/swat swat （編集箇所：上記行をコメントをはずす。） swat stream tcp nowait.400 root /usr/sbin/swat swat ################################################################################ 編集後inetdを再起動します。 #/etc/rc.d/init.d/inet restart webサーバの起動をします。 #/etc/rc.d/init.d/httpd start
これにてhttp://192.168.3.21:901/をブラウザにて確認以下の画面がでれば起動しています。なお、設定を操作する場合はrootにて入ります。